祇園祭 山鉾 見学 見学は搭乗できるこの日がオススメ!
組立途中が見たいならこの日程
宵山や山鉾巡行が見られない日程で京都へ来たとしても、これらを組み立てる匠のワザを見るのも貴重な体験となると思いますよ。
山鉾建の日程
<前祭>
7/10 長刀鉾(なぎなたぼこ)、函谷鉾(かんこぼこ)、鶏鉾(にわとりぼこ)、菊水鉾(きくすいぼこ)、月鉾(つきぼこ)
7/11 放下鉾(ほうかぼこ)、船鉾(ふなぼこ)、岩戸山(いわとやま)
7/12 保昌山(ほうしょうやま)、山伏山(やまぶしやま)
7/13 占出山(うらでやま)、霰天神山(あられてんじんやま)、郭巨山(かっきょやま)、伯牙山(はくがやま)、芦刈山(あしかりやま)、油天神山(あぶらてんじんやま)、木賊山(とくさやま)、太子山(たいしやま)、白楽天山(はくらくてんやま)、蟷螂山(とうろうやま)、綾傘鉾(あやがさぼこ)
7/14 孟宗山(もうそうやま)、四条傘鉾(しじょうかさぼこ)
<後祭>
7/18 大船鉾(おおふねぼこ)
7/19 鯉山(こいやま)、北観音山(きたかんのんやま)、南観音山(みなみかんのんやま)
7/20 浄妙山(じょうみょうやま)、黒主山(くろぬしやま)、役行者山(えんのぎょうじゃやま)、鈴鹿山(すずかやま)、八幡山(はちまんやま)
7/21 橋弁慶山(はしべんけいやま)
山鉾に乗りたいならこの日程
期間中は、条件付きですが誰でも山鉾に搭乗することができます。
有料拝観券があるところや、その山鉾のちまきやグッズを購入すれば乗せてくれる所など、山鉾によって違いますので、山鉾の入り口で確認しましょう。
一般客搭乗の日程
<前祭>
7/13 9:00~ 長刀鉾*、函谷鉾
7/13 13:00~ 鶏鉾、月鉾
7/13 13:30~ 菊水鉾
7/13 18:00~ 岩戸山
7/13 19:00~ 船鉾
7/15 10:00~ 放下鉾*
* 女人禁制
<後祭>
7/20 18:00~ 大船鉾
7/21 10:00~ 南観音山
7月10日
鉾建て…鉾建ては分解収納されていた山・鉾を組み上げて懸装を施す作業。
鉾建ては一部の鉾町が行っている。
楽しむヒント…四条烏丸辺りであれば1時~2時ごろを目安に行くと大凡の様子も判る。
祇園祭のHPに日程が掲載されている。
7月13日
稚児社参…お稚児が八坂さんを参拝する日。
同時に13日は各鉾町の鉾が建て組み終わる頃でもある。
楽しむヒント…厄よけ粽等を配布販売し始める時期でもある。
運が良い人であれば鉾に上がれることもある。
7月16日
宵山…祇園祭 山鉾 16日は宵山。
宵山は通りに山や鉾が並び夕方からは歩行者天国となる。
25万人もの人が毎年歩いていて19時頃には大混雑になる。
楽しむヒント…15時頃から山鉾を見物して回ること。
町屋に飾られた旧家や老舗が伝来の屏風などの宝物もチェック。
※一番人気の薙刀鉾は四条烏丸にあるから人混みが凄まじく、
宵山に四条烏丸に向かうのなら色々と諦めたほうが良い。
7月15.16日
宵々々山,宵々山…15.16日は置きっぱなしとなる山鉾。
車道として普段使われている場所に置かれており勝手に見ることが可能。
楽しむヒント…真夜中はライトが消されている。
写真撮影などが目的であれば朝早くに行くのが良い。
山鉾が町を巡行するのは、八坂神社の神様を町に迎えるための邪気払いが目的。17日は23基、24日は10基の山鉾が町を巡行します。ちなみに7/17の山鉾巡行を「前祭」(さきまつり)、7/24の山鉾巡行を「後祭」(あとまつり)と呼びます。
山鉾巡行のおすすめ見学場所は?
ゆっくり座って見学したいなら御池通の有料観覧席を予約しましょう。7/17の前祭巡行、7/24の後祭巡行とともに観覧席が用意されています(有料観覧席のエリアは前祭巡行と後祭巡行で異なります)。 巡行順を確認するための「くじ改め」は、前祭巡行が四条堺町付近、後祭巡行が寺町御池付近にて実施。山鉾が方向転換する「辻回し」は、巡行ルートの各曲がり角で見学できます。長刀鉾の稚児による「注連縄切り」(四条麩屋町付近)は7/17の前祭巡行にて。2014年に初お披露目となる大船鉾は7/24の後祭巡行で見られます。 古都の風情を感じるのは、御池通や四条通の巡行を終えて、山鉾がそれぞれの町内へ帰っていく頃。山鉾が動く姿を間近で見物することができたり、巡行を終えた山鉾の様子が見られたりします。ただし、通りの幅が狭いエリアなので、マナーを守ってご見学ください。
→山鉾の巡行コースやスケジュールは、祇園祭マップと主な日程をごらんください。
宵山の楽しみ方は?
山鉾町を駒形提灯が照らし祇園囃子が響く宵山風情。2014年からは山鉾巡行が前祭(7/17)と後祭(7/24)の2日間に分かれるため、各巡行日前の3日間が宵山にあたります。前祭宵山は7/14~16。18時からの歩行者天国は7/15~16に実施される予定です。 後祭宵山は7/21~23。車両の通行規制は行われますが、歩行者天国・露店の出店はない予定です。 前祭宵山も後祭宵山も、基本的に山鉾が立ち並ぶエリアにて行われます。
→山鉾の建つ位置は、祇園祭マップをごらんください。
買う楽しみ
町会所(→町会所とは?)では、巡行を控えた山鉾の懸装品を展示したり、ちまきや趣向を凝らしたグッズを販売しています。グッズにはお守りや手ぬぐい、シャツ、扇子、和菓子など多種多彩。また、絵馬の奉納やおみくじを用意する山鉾町もあります。たとえば蟷螂山の「からくり蟷螂のおみくじ」。からくり仕掛けの蟷螂は老若男女に人気です。
体験する楽しみ
建ち並ぶ山鉾の中には搭乗できるものがあります。多くの場合は、乗りたい山鉾の町会所(→町会所とは?)でちまきや授与品(お守り・手ぬぐいなど)、搭乗券を購入すれば乗ることができます。上にのぼってこそ見られる装飾品や眺めは宵山限りの体験。ゆっくり見学したい場合は、夜より日中に周る方がおすすめです。搭乗できる山鉾は祇園祭マップを参照。
見る楽しみ
巡行当日に行う「くじ改め」を公開する山鉾町もあれば、綾傘鉾や四条傘鉾ではそれぞれの町で伝承する「棒振り踊り」を披露しています。また、「屏風祭」といって家に伝わる屏風や家宝を展示する家も点在しています。
食べる楽しみ
山鉾町内には多くの屋台が並びます。その中には町内の店舗が宵山期間のみ店の前で特別メニューを提供していることも。老舗の料亭ではうな丼、人気カフェではカクテル、老舗和菓子店では団子、中華料理店では豚まんなど、年によって異なりますがさまざまな京の店の味を楽しめる機会です。もちろん店内のみで祇園祭の特別メニューを用意している店もあります。